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Scala Matsuri 2018 に参加してきました

こんにちは!
ニフクラのIaaSのAPI開発を担当しているエンジニアです。
今回はScalaMatsuriというScalaのカンファレンスに参加してきましたのでレポートしたいと思います!

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はじめに

私の所属するチームではメインでJavaを使って開発しています。
Javaは流行の言語に比べると、いわゆるボイラープレートと呼ばれる定型的なコードが多く、もっと短く完結に書いて開発スピードを上げられないかなと考えており、 Scalaなら既存のJavaの資産と共存もできて上手くいくかも!という事でScala化の検討を始めました。

Scalaの学習を本格的に始めた所、ちょうどScalaMatsuriが開催されるということで、今回チームメンバで勉強のため参加しました。

 

ScalaMatsuriとは

ScalaMatsuriは年に一度開催されるScalaの大規模カンファレンスです。
セッションは複数の部屋で同時に行われるので、このセッションを聞いたら次はこのセッションを聞いて...とMatsuriの名の通り、夏フェスに参加しているかのような楽しさです。

2018.scalamatsuri.org

お台場の東京国際交流館で 3/16(金)-18(日)の3日間に渡って開催されました。

ScalaMatsuriレポート 

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日英同時通訳!!

海外から参加される方も多く、メインの2会場では日本語または英語に同時通訳が行われます(すごい!)
私が聞いたセッションのうち半分くらいは英語での発表だったのですが、同時通訳のおかげでしっかり内容を理解することができました。

ベストプラクティスを学ぶ

Scala初心者の私が特に勉強になったのは次の内容です。

  1. Scala特有の機能 implicit との効果的な使い方とアンチパターン
  2. 業務では間違いなく使うDependencyInjectionのベストプラクティス
  3. ScalaでDDDを実践した時のTips(こういう知見は本当にためになります!)
  4. Scalaビッグデータ解析(やってみたい)
  5. メタプログラミングによるコードの自動生成
  6. Akkaを使った分散システム(はやりのActorモデル)
  7. 圏論(!!)の入門

などなどです。聞けなかったセッションも本当に面白そうなものばかりでした。

採用活動も

ScalaMatsuriではスポンサー企業による採用活動も活発です。
私もコーヒーやステッカーに釣られ、いくつかの企業さんにお話を聞きました。
Scalaエンジニアの需要の高さを実感するとともに、どんなプロダクトでScalaを使っているかといったお話も聞けて大変有意義な時間でした。

最後に

初学者には使い所の分からなかった言語機能の効果的な使い方から、ベストプラクティスといった実務的な内容まで学べる楽しいカンファレンスでした。

今回学んだ内容を取り入れつつ、早速新規モジュールをScalaで書き始めています。目指すはScalaへの完全リプレース!

次回のカンファレンスではスポンサーや発表する側として貢献していきたいです!