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re:Invent 2019 参加レポート

FJCT では、サービスの発展とエンジニアの成長を目的として、 定期的に海外のイベントへとエンジニアを派遣しています。 本記事では主に、イベント参加したエンジニアがそこで何を感じ取り、 今後の仕事にどのような形で活かそうとしているのか、生の声をご紹介します。

こんにちは。
ニフクラ コンピューティング開発チームの早田と商品企画チームの山本です。

エンジニア労働組合的な位置づけの組織である ETF の支援で
2019年の12月2日~6日にラスベガスで開催された「AWS re:Invent 2019」に
参加しました。

今回の記事では現地の様子や、参加した所感について共有をします。

re:Inventとは

今年で8回目となる、AWS最大のカンファレンスです。
今年は6つのホテルの会場を利用して開催され、通算65000人以上、
日本からだけでも1700人以上が参加をしました。

現地の様子

全体的にとにかくすごい熱量でした。

中でも圧巻だったのは、Andy Jassy による Keynote です。

Keynoteでは、Andy が次々と新しいサービスを発表していくのですが、
その度にオーディエンスの豊かで好意的な反応があり、
主催者と参加者が一体となりイベントを盛り上げている印象を強く受けました。

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Keynote会場の様子

所感

コンピューティング開発担当として (早田)

Keynoteの中で紹介されていた、ビジネスで利用されている環境の97%は
依然としてオンプレミスで稼働しているというデータが印象に残りました。

まだまだクラウド市場は発展の余地があることを再認識させられたためです。

発展途上な市場のサービス開発に自分の意見を反映できる立場というのは非常に恵まれた環境なんだなあと実感しました。

また、グローバルに仕事をする上で英語力の必要性を痛感しました。

カンファレンス内で、海外のエンジニア達と話す機会が何度もありましたが、
相手の言っていることを(なんとなく)理解することはできても、
そこから話を発展させるだけの英語力が自分に不足していると感じることが
何度もありました。

結果的に、英語の学習意欲がかなり高まったので、
自分の英語力がまだまだ不足しているということを身を以て体感できたことは、
カンファレンスに参加して得られた大きな成果でした。

商品企画担当として (山本)

アメリカではパリ協定に脱退したものの、Amazonは逆手にとって環境問題をビジネスチャンスと捉えているように見えました。 Amazonは積極的な投資を行っており、2030年までに年間炭素排出量の実質ゼロ化を実現を目標としています。 既に15の実用規模の再生可能エネルギーを供給するプロジェクトを立ち上げており、 データセンターなど、既存のサービスを起点として未来に向けたビジネスを着実に広げる姿勢が垣間見えました。

一人の商品企画担当者として Amazon のビジネス拡大の姿勢はとても参考になりました。 新規事業にタイミングや展開方法など考慮すべき要素は多く非常に複雑です。 FJCTとしても事業拡大を確実に成功させるため、これまで以上に新規事業の準備や対策は戦略的に進めていければと思います。

なお、富士通はCO2ゼロエミッションの達成と脱炭素社会の実現および気候変動への適応に貢献することを目標にした、中長期環境ビジョン「FUJITSU Climate and Energy Vision」を策定しています。

参考: 2050年に向けた中長期環境ビジョン「FUJITSU Climate and Energy Vision」を策定 : 富士通

最後に

1週間、業務として自分の興味がある世界にどっぷり浸かれるというのは非常にありがたい経験でした。

世界中のエンジニアと触れ合い会話をする中で、得た刺激やモチベーションの向上を感じ、 より一層、ユーザーの事業拡大に貢献できるようなクラウドサービスの開発に邁進したいと思います。

以上、簡単ではありますが re:Invent 2019 参加レポートをお届けしました。

あと、MIRAGEのご飯が無料なのにデザートまで揃っていて、すごいクオリティでした。 来年の re:Invent 2020に参加する方はぜひ行ってみてください。

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実際に提供されたビュッフェ