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FJCT エンジニアタスクフォース 2021 レポート

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ETFロゴ

皆さんこんにちは。FJCT エンジニアタスクフォース フォース長 の 北條 ( id:Con_Humi ) と申します。

この記事は 富士通クラウドテクノロジーズ Advent Calendar 2021 25日目の記事です。
昨日の記事は、 @u-koji さんによる、「 SSHを駆使して数々の試練(プロキシ、踏み台)を乗り越える話 」でした。

FJCTアドベントカレンダー2021 の最後の記事は、毎年恒例となった FJCT エンジニアタスクフォースの活動について紹介させていただきます。

エンジニアタスクフォース とは?

FJCT エンジニアタスクフォース (以下 ETF) は、 現場のエンジニアが中心 となり、日々の業務の中で生じる様々な課題に対して 全社横断 的に エンジニアの視点からの解決を試みる 、エンジニアの寄り合い的な組織です。

FJCT のエンジニアは事業部門の一員としてエンジニアリングを行っています。ETFは、そんなFJCTのエンジニアコミュニティの中で、「日々の業務の中で感じる課題を解決したいぞ」という モチベーションの高いメンバーが集まり 、非専従ではありますが社内委員会という形で組織されています。

FJCT エンジニアタスクフォースは、社内委員会である 親会 と、個別の施策(ex. 社内開発基盤運用, 新人技術研修)を行う 子会 によって構成されており、現在親会は 10 名程度、子会はそれぞれの施策ごとに ~10名 程度の規模で社内有志メンバーが集まって活動しています。

この記事では、2021 年に ETF が実施した具体的な活動内容を紹介します。
これまでの経緯・活動詳細については、2017 年2018 年2019 年2020年 の記事も合わせてご参照ください。

 2021 年 with コロナ での業務状況

2021 年も covid-19 の状況が大きく変化した年でした。

FJCTでは、2021年初頭から現在に至るまで、 原則リモート勤務 の形で業務が進められています。

2021 年 11月にはオフィスが 銀座 から 川崎 に移転し、そのころには感染者数も落ち着いてきていたことから、新オフィスの様子を見に出社する人もチラチラと居る、そんな状況で業務を進めています。

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川崎オフィスのイメージ

新人技術研修

FJCT では ETF を中心に 新人技術研修を内製 で行っています。 昨年に引き続いて 完全リモートでの研修 となり、昨年度の振り返りを踏まえて新たに以下の取り組みを実施いたしました。

  • 講義前後の予習復習のため、Udemy を導入
    • FJCTでは富士通グループに提供されている Udemy Business を全社員が利用できます
  • 技術研修期間中通しての メンター の導入
    • 以前は 開発演習 期間だけでしたが、研修通期で実施
  • 開発技術/経験を補強するために、開発演習を増強
    • チーム開発演習と個人開発演習の2回に分け、それぞれ2週間の期間で実施

丁度今週まで2回目の個人開発演習を実施しており、チーム開発演習や現場での業務経験を生かしたツールやサービスを開発しているようです。

社内GitLab システム刷新

FJCT ではサービスの開発・運用を支える DevOps 基盤として GitLab をセルフホストして利用しています。

2020年の記事では GitLab Enterprise Edition Premium 導入 を紹介しましたが、富士通グループ内での活用事例として GitLab 社にて事例化されておりますので、ご興味のある方はそちらもご参照下さい。

about.gitlab.com

この GitLab も ETF が主幹となって運営を行っておりますが、2021年度に大規模な改修を行いました。

詳しい内容は @aokuma さんの記事をご覧ください。

qiita.com

OSS 活動の推進

ETF では、FJCTが提供しているパブリッククラウドサービスの ニフクラFJcloud-v をより便利にご利用いただくために、GitHub 上で SDK や各種ツールを OSS 公開する活動を推進しています。

昨年より整備を進めているOSS公開フローに法り、今年も幾つかのツールがリリースされました。
ニフクラ SDK for Pythonニフクラ CLI は 2018 年にリリースした ニフクラ SDK for Python ( Developer Preview ) を継続的に改修を重ねてきた成果であり、対応サービスの拡大と使い勝手の向上がなされています。
今後も継続的に改修を続けてまいりますが、お気づきの点や新機能要望がありましたら、Issue や Pull Request をぜひお寄せください。

blog.pfs.nifcloud.com

まとめ

2021 年は with コロナ でのリモートワークの中で、会社の移転をはじめとした大きな変化が FJCT 社内で起こった年でした。
社会では「予測不可能な時代」と言われる中、私を含めFJCTの中でも変化をネガティブに捉えてしまう人は少なからず存在します。
しかし振り返れば、私たち ETF の活動はまさに、現場起点での 変化 を巻き起こしてきた活動であり、 現場起点で会社を変化させていく事 は私たちの存在意義でもありました。

現場のエンジニアが起点となり、自らの意思で会社の中にある困りごとを仕組みや技術によって解決していく活動が行えることは、FJCT の特色の一つだと思います。

変化を前向きにとらえ、むしろ自分たちの望む良い状態に近づけられるように変化を起こしていく、そんな活動を続けていきたいと考えます。

FJCT にご興味を持たれた方は、是非 採用情報のページ もご参照ください。

おまけ

ETF の活動ではありませんが、FJCTではリモートワークならではのコミュニケーション施策促進コンテンツとして、
社内ラジオ番組社内テレビ番組 の配信を行っています。

手前味噌ではありますが、社内メンバーだけで企画・制作しているとは思えないハイクォリティな
コンテンツが提供されており、社内のデザイナーやエンジニアの拘りをモノづくりに生かす、
FJCT の特色が表れていると感じています。

先日放送された年末クリスマス番組の会場機材の様子をおまけとして添付いたします。

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年末クリスマス企画の機材の様子